1歳と6ケ月と14日目

■焼きもち

児童館に行ったら、ばったりとRyuくんママに会った。なんと生後3ケ月になる二人目ベビーを連れて。臨月に入ってからずっと会っていなかったので、とても久しぶりだった。Ryu君はりんごちゃんと同学年で10月生まれ。だから、この二人は1歳4ケ月差の兄弟。学年で言えば、年子。

Ryu君はやることも顔つきもすっかりお兄ちゃんになっていて、弟のKouちゃんが泣くと近寄っていって、なでなでしたりガラガラを振ったりしていた。背中から「おれが兄貴だ」というのが漂っている。

りんごちゃんは赤ちゃんの扱い方を全く知らないのに、Ryu君たらすごいわね。ちょっと会わない間に、身体的部分はもちろん、精神的な部分がすごく成長したように感じる。兄弟ができるってすごいことだわね。

もともとお兄ちゃんのRyu君は手のかからないタイプだった。よく食べるし、よく寝るし。状況判断して、ママの意図を汲むのが上手だったし。だから、ママはもう一人いてもやっていけそうだと思ったんだろうと思う。

けど、やはりと言うべきか「上の子が手がかからないから、きっと次は大変だろうと思っていたけど、予想以上のグズ男がやって来たわ(笑)」とママは笑った。ハタ目から見ていても、二人目の方の相手の方が大変そうだ。

肌がキレイなママだったのに、腕や手のひら、首の皮膚がかぶれていた。「どうしたの?」と聞くと、「ストレスみたい」と笑う。なんだか痛々しいのだけど、それでもがんばり屋の彼女はグチをこぼさない。「たぶん今年1年は大変だろうけど、今年を乗り切れば、楽になるはずだから」と笑う。

年子出産を終えて、すでに二人の子供がいる友人が3人となった。あっという間に妊娠して、出産して、みんな、すごくパワフルだ。Ryu君ママは、私と同い年なだけに、いろいろと考え深い。

「こういう時くらい上の子といっぱい遊んであげたら?」と、私が3ケ月の子を抱っこしていたら、りんごちゃんが焼きもちを焼いていた。上目づかいで「なにこの子?」という顔をしている。う〜〜〜〜ん…、むむむむむむむぅ。