私のインナーチャイルド

 ママさんのブログを読んでると、自分の子どもに対する接し方にその人の生育環境やその時期のこころが影響していることがよく分かります。「私はこう育ってきたから、子どもにはこうしてあげたい」っていう気持ち。それがふつふつと実感できて、画面のこっちで私は涙していることもしばしばです。
 かく言う私も、ご多分に漏れず、りんごと接するたび過去の自分を思い出してます。一番思い出されるのは、0〜3歳ころの私の気持ち。
 「おかあさん、わかってよ、わかってよ。どうして分かってくれないの? 私、こんな切実な気持ちがあるのに…」と思ってた自分。
 母は普通の人よりはよっぽどパワフルな人だし、手際はいいし、ソツはないし…、はっきり言って、とてもでデキた自慢の母です。だから、何一つやってくれたことに文句はありません。だけど・・・、なぜか私が発信していることを受け取ってはもらえなかった感じがあるんです、ワタシ。
 思い返せば「そうじゃないの、そうじゃないの。私が伝えたいのはコレなのよー。お母さんの既成の価値観で私を見ないでー」っていつも思ってました。
 母親がちゃんと私の言いたいことを受け取ってくれ始めたのは、ちゃんとした言葉が話せるようになってから、たぶん幼稚園時代だったと思います。だけど、私はもっともっと早くから伝えたいことが山ほどあった…。私、その記憶がとても鮮明にあるんです。
 だからね、いつも「りんごが伝えたいことを私はキャッチできてるんだろうか?」と考えさせられてます。あの頃の母親に訴えたけれど通じなかったココロの痛みをインナーチャイルド(「内なる子供」と訳される)を通して、思い返して。
 りんごが私に伝えたいことをすべてキャッチできてる自信はないけれど、少なくともキャッチしようという意識だけはいつも働かせていようと思ってます。
 し、しかし、キャッチすることのいかに難しいことかっ! 乳幼児期の私は完ペキな母親像を求めていたんだなぁ・・・・・・おかあさん、ゴメンナサイ。りんごちゃん・・・・・・・・、いいキャッチャーになれるようがんばるから、・・・・・・できるだけいいボールを投げてネ☆