0歳児時代の記憶

私だけなのかなあ? りんごと毎日を過ごしていると、0歳児の頃の記憶が次々によみがえってくるんです。みなさんはどうですか?

ウチの母は働き者だったため、産後1ケ月で仕事に復帰しました。そのため、私は0歳1ケ月から保育園に通ったんですが、いま、不思議なくらいに、その保育園の記憶が強烈によみがえってきています。

保育園に赤、緑、黄色の原色のボールがいっぱいあったこと。テーブルがピンク色をしていたこと、10人弱のクラスで、スモッグを着せられていたこと。保育園の壁に、赤、緑、黄色の色紙で何かが書いてあったこと、どこかの部屋のすみっこに赤色のちっちゃめなスベリ台があったこと。細身で活発な先生がポニーテールをしていたこと。その先生の笑顔がステキで、その先生と会えるととても嬉しかったこと。普段は車で父が迎えに来ていたけど、たまーに母が迎えに来てくれたこと…。そして、その保育園がすごーく好きな場所だったこと。

思い出すと、なんだか胸がキュンとして、甘酸っぱい気持ちになります。でね、ちょっと迷います。私、りんごを保育園に行かせなくていいのか…って。

もし親になることがあるなら、在宅で仕事しながら育てようっていうのは、まだ結婚なんてずーっと先の二十歳くらいの頃から決めてました。働く母もカッコ良かったし、それは私の誇りとなったから、母には仕事を続けていてもらって良かったことは沢山あります。けれど、保育園大好きな私も、両親との時間が少なくてちょっぴり寂しかった…。

だから、両方を融合させるようなカタチを取りたいと思ったんです。だから、在宅で育児しながら仕事…って。でも、実際に在宅で育児を始めてみると、どっちも中と中途半端になっちゃって…、私の昔のあの楽しかった保育園時代を思い返すと、「りんごはプロにまかせて保育園に通わせたほうがが幸せなんじゃないか?」と思ったり。だって、今の私がプロに勝っている自信は「母親」というただ1点だけなんだもん。

時々ふっと悩むのだけど、答えはぜんぜん出ませんね。結局ただ言えるのは、0歳児の記憶が私に残っているのだから、りんごの記憶にも少なからず残るだろう…ということ。

この時期、花粉がとっても気になるんだけど、どうしてもあちこち連れ回しちゃうのは、私が0歳児のときに得た、同年代のお友達や身内以外の人との触れ合うことの喜びをどうしても体験させたくなっちゃうからかも…と振り返っています。

0歳児当時に通った保育園がこんなに私に影響を及ぼしていることは、きっと実母も思いもよらなかったでしょう。でも、あの保育園が私に多大な影響を及ぼしたのと同じように、今のこの生活が将来のりんごに何かしらの影響を及ぼすんだよなあと思うと、時々ね、将来なんて言われるんだろう…なんて考えてしまいます。あまりシリアスに考え過ぎても仕方ないのだけど、ね。

いやはや、私、あの保育園がホントに好きだったみたいですね〜。こんなに語れるとは、我ながらビックリっです(笑)。でも、りんごと過ごしていくと、もっともっと0歳児時代のあの頃を思い出せそうな感じがします。