産後初めての夜遊び

昨日は夜まで遊び人の私。夫ちゃんが「いいよ」と言ってくれたので、勢いに乗って午後9時過ぎから始まるレイトショーを見に行ってきた。

出産後初めての夜遊びだ。なんか、どきどき。土曜日だったせいか、夜の池袋はみんな飲んでいて、酔っていて、騒いでいて、楽しそうだった。ちょっとだけすれた街の匂いがなんだか懐かしくて心地いい。「都会の夜のネオンって、こんなにチカチカしてたっけ」と、空を見上げて思う。

ちょっとワルい子になった気分で、とってもウキウキした。「うんとワルいこと」は罪悪感を伴うからツラいけど、「ちょっとワルいこと」って楽しいもんだなー、なんてそんなこと考えてみたりして。

街を歩くだけで、ホントに新鮮。夜の街は昼の街と全然違う顔をする。その違いを面白がるだけで、身体の細胞がすみずみまで嬉しそうに呼吸してるなあ〜と、そんな自分を発見する。

毎日おっぱいくさい生活しているけど、こうして夜の街を歩くと楽しくちょっと血が騒ぐっていう自分を発見して、やっぱり私は大人の女なんだーと思ってしまった。

気持ち的には、クラブでも行って、ぱーっと飲んで踊りたいところだけど、そこはググっとこらえて映画だけ堪能することにした。こころのなかで「大人の女である私」と「乳児の母である私」が心でせめぎあう。そんなせめぎあいがが自分のこころのなかにあるのをはっきり発見できるのも、夜に外出してみたからこその感慨。こういう感慨深さは、一人きりで家を出てこないと味わえない。

ここは、夜の都会。街が眠らない。毎晩7時には娘をお風呂に入れ、おっぱいをくわえさせ、童謡を歌い、そして8時にはようやっと寝かしつけてふぅーっとため息をつく母親としての私の生活とは違うのだ。この街の時計は私の時計とまわり方が違う。世の中には違う時計があることさえ、すっかり忘れていた私である。

さて、映画館はガラ空きだった。がら空きの映画館、これまた素敵じゃないの! みんな飲みに行っているのか、お客はカップルばかり合計10人もいない状態で、ほぼ貸し切り状態だった。

昼間と違い、りんごを寝かしつけてから出てきているので、安心しきって、映画に没頭できる。

見たのは、前々から見たかった『花と蛇2』。杉本彩をはじめ、製作スタッフがホント完璧だった。魂で作ってる! 魂で演技している! ストーリーも内容も演技も撮影技術もとっても濃い! エッチものでこんな濃いの、私、いままで見たことないよ。(でも、教育上はワルいよね(笑))

今週末はホントにリフレッシュしてるな、私。遊んで遊びまくって、リフレッシュ。でも、夫ちゃんやりんごに対して、どんどん優しくなっていってる自分を発見していたりする。家庭内のエネルギーが、また上手くまわり始めた!