8ケ月と17日

■ベビービクス&産後体操

台風がいってしまったので、ベビービクスへ。マッサージしようとしても、遠くへ行ってしまってマッサージにならないよぅー。

BGMを鳴らすためのステレオの前に行ってみたり、友だちのおもちゃをめがけてハイハイしていっちゃうので、付いて行っては自分たちのマットのところに戻すのだけれど、無意味(笑)。

10ケ月で歩いたという女の子のママさんに「りんごちゃんも歩くの早そうねー」と言われた。や、やっぱり、そうですかぁ。

センセイが見本で使っている赤ちゃんの人形が大好きみたいだった。あとマラカス。アンパンマンのじゃなくてもいいから、買ってみようかな。偶然、ちょっとオモシロげな写真が撮れたので、載せておきます。(でも載せてみたら、大してオモシロくなかった(苦笑))

来月からまたコースが新しく始まるのだけれど、これじゃあマッサージにならないので、申し込みやめようかな。でも、りんごちゃんがお友達と会う機会が減るのもなぁ…。

朝6時半から朝寝無しなのに、ずっと起きっぱなし。産後体操のときも、じっとしててくれないので、ハイハイを追いかけまわしていた私でありました。

ハイハイの速度、「各駅」から「準急」になったって感じだね。いつ「特急」になるんだろ? うむむむ。


■事前打ち合わせ

ファミリーサポートでお世話になるOさん宅へ。 予感的中! Oさんは笑顔が素敵で、とってもいい人だった。

マンションに行くと、Oさんは夏らしい綿のワンピースに身を包み、極上の笑顔で出迎えてくれた。40代半ばと聞いていたけれど、「ホント?」って思うくらい若い。お家のなかはとてもキレイに片付いていて、カントリー風に飾られている。ちょっと憧れた&自己嫌悪に陥る私…(笑)。

「ウチね、子どもがいないんですよ」。
部屋に入って落ち着く間もなく、Oさんが明るく言う。何と言っていいものか…と、返す言葉を探していたら、「でもね、ウチね夫も私も子ども大好きで、ほら見て、アンパンマンのイスでしょ? テーブルでしょ?」と、部屋にあるあちこちの家具を指さした。

……じろじろ見るのもなあって思ってあまり見まわさないでいたのだけれど、ホントだった。テーブルもイスもアンパンマン。そして、そこかしこにヌイグルミやら積み木やらのおもちゃが…。Oさん宅にはたくさん子どもが出入りしているかららしい。

それから、りんごちゃんをあやしつつ、20分くらい世間話を含めていろんな話をした。

Oさんの生活は、ファミリーサポートで埋め尽くされているらしい。一週間に3人くらいの子を預かったり、面倒を見ているそうだ。つまり、ファミリーサポートが本業、みたいな人。ホントは子ども欲しかったんだろうなあ…と思いつつ、なるほど、こういう生きかたもあるんだな…と、何とも言えない思いで、心がじーんとする。

「やはり」と言うべきか、「驚くことに」と言うべきか、Oさんは元保母さんなのだそうだ。どうりで…、なるほど…、このあやし方は…!(学ぶべきことが、やたらとありそうだ…と、思った)

だって、最初にOさんに顔をじーっと見られた時こそ半べそをかいたけど、りんごちゃんは、時間が経つごとに抱かれても平気になり、Oさんにも笑顔を見せるようになったし、Oさんが私に聞くこと、Oさんが話すこと全てが「そうそう、それを話しておきたかったのっ!」って思うことばっかしなんだもん。母親の気持ちを知り尽くしてる!と感動してしまった。

ああ、いい人と出逢えて良かったなあ〜。あの人なら安心して預けられるっ! りんごちゃんが泣いても全然大丈夫だ…というか、Oさんのあのプロフェッショナルなあやし方なら泣かせないかもしれない…。

試しに測ってみたら、0さん家までは、徒歩8分だった。そして30日は、りんごちゃんを送って行って、帰りはウチに送り届けてくれる手はずとなった。

ちなみに、私自身は0歳児から小学生になるまで、保育所の後、両親の知人の知人の知人である、木村さんという老夫婦に預けられていた。大きくなったあとも、お宅に遊びに行ったり、卒業&入学などの際には近況報告に行ったりしていた。今でも思い出すと胸が熱くなる。私にとっては「第三の両親」と言ってもいい存在だ。

振り返ると、木村のおじさん&おばさんから教えてもらったことも沢山あった。いい想い出をいっぱい作ってもらった。これからずっとお世話になるかはまだ分からないけど、りんごちゃんもOさんから色んな刺激をもらったり、いい想い出を作ってもらえるといいなあ、って思う。

たった40分のおしゃべりのなかで、私はOさんに惚れてしまった。なんというかな、なにか突き抜けてる…。甘さも酸っぱさも苦さもいっぱい知り尽くしていて、内に強さを秘めていて、心が柔らかくて、でも意志強固にしなやか。まるで、お釈迦様みたいな人だなと思った。Oさんをイメージすると「悟り」という言葉が浮かぶ。

どっちかっていうと、りんごちゃんより私の人生の指南をお願いしたい(笑)。教えを請いたいと思った人は、とんでもなく久しぶりだ。