1歳と1ケ月27日目

■我が娘が生きる未来

夫ちゃんがエコ関係の仕事をしている関係で、夫ちゃんと一緒にサスティナビリティ学の講演を聞きに東大安田講堂へ。

久しぶりに歩くキャンパス。すごく寒い日になっちゃったけど、アカデミックな雰囲気が学生時代を思わせて、懐かすぃー。安田講堂の定員1000人が満席。私が育児をしている間、世の中はちゃんと確かな歩みを進めてるなぁとしみじみ。

小池百合子環境大臣の記念講演のほか、総合討論などが行われ、久しぶりに脳みそを回転させた(しかし小池大臣って、さすがにどの教授より話がうまかったよ〜。段取りがいいし、笑いもとるし)。

「石油や石炭などの天然資源が2050年にオイルピークを迎える」という話が私にはとても考え深かった。2050年といえばりんごちゃんが40代後半。その時世界から石油が無くなっていたら、日本というこの輸入に頼っている国で、彼女はどうやって生きていくんだろうと心配になった。

ウチは夫ちゃんの影響で、かなりエアコンの温度設定には厳しい。よっぽどりんごちゃんの具合がわるかったりしない日以外は、夏は25度、冬は20度を、ほぼ遵守している。それから、水の出しっぱなしも、電気のつけっぱなしも、もちろん分別にも、とても厳しい。

こんなうるさい夫をもつ私でさえ、恥ずかしながら子供を授かるまでは地球持続をさせていくことについて、とても無関心だった。キレイごとな感じやウソっぽい感じがしたし、地球の問題なんてしょせん他人事で、ただ「ふ〜ん…」と思うだけだった。別に地球がほろびたっていいじゃーん、恐竜だって滅びたんだし…って。

だけど、りんごちゃんが我が家にやってきてから、彼女が生きる未来に対して真剣になりつつある。

一番印象的だったのは、「日本人は大学進学率が高いだけで、知的レベルは高くない。地球について日常的に考えられるようになるくらい、もっと知的レベルを上げる必要がある」という京大の佐和教授の言葉。会場はみな「うぷっ」と笑いをもらしていたが、本当にその通りだと思う。

正直、このシンポジウムに出かける前は「こんなサスティナビリティなんていう学問のシンポジウムのために1000人も集まるの?」と疑問に思っていた私…。そんな程度の低い自分を恥じなければならないと思った。

たぶん私よりも今の小学生の意識の方が進んでいるんだろうな。「こどもエコクラブ」って有名だもんね。


■生後初、7時間離れる

↑のため、りんごちゃんを保育園に預けた。

1歳を過ぎてから、ファミリー・サポートに預けたことも、保育園に預けたこともなく、また”べったりちゃん”に変貌をとげていたので、私としてはちょっと心配だった。しかも、前に預けたところがいっぱいだったので、今回はまったく新しい未経験の保育園--。だけど、預けてみれば、それはまんまと杞憂に終わったようだ。

シンポジウムが終わって、二人で保育園に戻ってみれば「りんごちゃんは、定期的に保育園に預けてるんですか?」と保母さんの一言。それを聞いて私は安心〜。私がいなくても全然大丈夫だったのねぇ、ははは…(笑)。

「いえ、預けてないです」と言うと「え、そうなんですか?」と驚かれる。そして「強い子ですね〜」と。あはぁ、また言われたわねぇ。

「お昼寝の前はちょっとグズリましたけど、起きてからはお友達と遊んだり、おもちゃで遊んだり、とても機嫌がよく、楽しそうでしたよ」と。確かに、戻ってみたら、りんごちゃんは絶好調だった。お友達から刺激をもらって、もう楽しくて楽しくてしょうがない様子で、絶好調。充実!の表情をしていた。

まね、預けた時から、大丈夫そうだなと思ったけどね。新しい環境に入っていくのって、私自身もけっこう好きな方だけど、りんごちゃんの順応性にはかなわないもん。

「歩き出すと、”センセイの方を向いてー”と声をかけても、歩くことが楽しくて、足を止めて見たり聞いたりすることができない子もいるのですが、りんごちゃんはその辺、しっかりしてますねー。親子の間の信頼関係ができてる証拠なんですよ」と。ははは、そこまで褒められると、私もまんざらではないわー(笑)。

初めて預けたのだけど、この保育園、無認可なのだけど「半月預かり」というシステムがあることを知った。半月預けて、3万円。すごくリラックスできる雰囲気だし、この保育園、なかなかいいなーと思う。もうちょっと経ったら、考えてみようかな。時期については、融通ききそうだしー。

しかし、迎えにいって私の顔を見たとたん、激しくおっぱいサイン。やっぱり、私はおっぱい担当大臣なのだわぁー。