1歳と1ケ月26日目


■難しい!親どおしのコミュニケーション

ちょっと今日は悩みモード。午前中、区違いの児童館にまたしても行ってきた。遊んでいたのは4組くらいの母子。そこで、いつも会う親子に出会った。1歳5ヶ月のY君とママ。

りんごちゃんはとにかくお友達がいることが嬉しくて、彼のトコロへすたすたと歩いていき、Y君が持っていたパトカーを取り上げた。Y君はめげずに、今度は音の出る絵本で遊ぼうとする。すると、今度はりんごちゃんがY君から絵本を取り上げようとした。

私は子供にはよくある光景だなと持って、横から「りんごちゃん、どっちかのおもちゃをY君にかえそうねー」と言ったり「仲良く遊ぼうねー」と言ってたりした。りんごちゃんは、Y君とY君が興味をもつおもちゃに好奇心があるだけで悪気はないから。だけど、ちょっと今日は胸が痛いことがあったのである。Y君のママに「りんごちゃんは強いわねー」と言われたのだ。

「りんごちゃんは、強いわねー」と言われるのは、私は慣れている。普段行っている区の児童館でも、よく言われるし、そこではもうりんごちゃんが強いことは周知の事実だ。

いつもの仲間は、幼いころからのりんごちゃんのキャラをよく知っているし、りんごちゃんの強さを「強い」という事実だけで「強いねー」と言っているだけで、他意は無い。「やっぱり女の子は強いわねー」と言ったり、「これからの女性はそのくらいじゃなきゃね」と笑ってくれている。

だけど、今日のY君ママの言葉は、胸に突き刺さった。含みがあったような気がしたのだ。「強いわねー」の言外に「……、だからあなたはY君のそばに近寄らないでちょうだい」という非難の気持ちがあったような気がしたからだ。

いたたまれなくなった私は、思わず「りんごちゃん、強すぎだよね。ごめんなさいね」とY君とY君のママにあやまってしまった。そして「ほら、りんごちゃん、ごめんなさいしてっ!」と、りんごちゃんをあやまらせようとしてしまった。でも、それでよかったのかな?…と、私はいまそのことで悶々としている…。

本当のことを言えば、私にとってりんごちゃんの強さは誇りだ。りんごちゃんは、意志が強く一途で、強いところがとても魅力的だと思っている。だけど、なんだか今日は親どおしのコミュニケーションのために、りんごちゃんの強さを否定してしまったような気がしたからだ(正直言うと、Y君ママは私の苦手とするタイプだ)。

いつも付き合っているママたちが「泣かしてくれてもいいわよ。りんごちゃん、ちょっと鍛えてやって!」っていうくらい、かなりおおらかなタイプが多いせいか、今日みたいに繊細で神経質なタイプのママとどう対応していいのか、私自身、分からなかった。でも、だからといって本当は私の誇りであるりんごちゃんの強さを、親どおしのコミュニケーションのために否定してしまうのは、やっぱり違う気がする…。

かたちはどおであれ、親に否定されると、自尊心が痛むのよねぇ…。たとえ相手が褒めてくれても「いえいえ、ウチのは出来そこないで」なんて言ってるのを聞くと、大きく歪むのよねぇ。親が他人と話をしているのを聞くと、どんどん自信が無くなっていった私…。はぁぁ〜、やっぱり今日のは良くなかったよなぁ、って思う。

理由はどうであれ、親どおしのコミュニケーションのために、形式上りんごちゃんを叱るのは、やっぱりよくないよなぁ。これからは「強いですねー」と言われたら、「そうですねー」くらいにして、悪気のないりんごちゃんを否定したり、無意味にあやまらせたりするのはやめよう。

そう言えば、幼いころの私は母によく聞いたっけ。「どうして大人はお芝居ばっかりするの?」って。ああぅ、同じことをりんごちゃんに言われたくはないな。……ちなみに、私の母は「お芝居が必要だからだよ」とこたえました。


更新-----

■1歳スイッチとべったりちゃん

今日は、私の足の診察で形成外科へ。「骨は曲がってませんね。いい回復傾向です。また来週来てください」と言われちゃった。「もう来なくていいです」と言われるんじゃないかと期待していたのに、やっぱり3週間はかかっちゃうのかー、ぐすん。

りんごちゃんは、待合室でも歩きたくてしかたなくて、ちっともじっとしていない。バギーに乗せておいても「歩かせろー!」と怒るし、困った困った! けっきょくバギーから降ろし、靴のまま歩かせた。赤い色好きのりんごちゃんは、消火器を触りたがって、参った参った!

まるで「少子高齢化日本」を描いたように、ご老人ばっかりなので、微笑んでくれる方も多いのだけど、りんごちゃんがぶつかったりして、相手の具合を悪くしたら…と思うと、気が気じゃない。すいていると言われた時間を狙って行ったののだけどなぁ、超混みだったよ。

私がレントゲンをとっている間、看護師さんにまかせ1人にしたら激泣き。院内に響き渡る。おもちゃを渡しておいたのだけど、ぜんぜん効果無かった。

「1歳スイッチ」と言う言葉をよく聞く。1歳になったとたん色んなことができるようになるということを象徴した言葉だ。りんごちゃんも、例に漏れず、たしかに1歳になってから、色んなことができるようになったし、理解力や記憶力、注意力が0歳児のときとは比べ物にならないなと思う。

けれど、1歳になって頭がよくなった分、色んなことがわかっちゃったので、大人の都合で「子供だまし」が全然きかない。レントゲン室との間の、たった1枚のカーテンを閉めただけで、”こりゃ何かある!”と思ってギャン泣きするし、看護師さんが私の足に包帯を巻いているのを見て”ママの足になにをするんだー”というトーンで、「ママー、ママー!」と泣き叫ぶ。

そして、きわめつけは、1歳を超えてから、超甘えん坊になったこと。0歳児のときに楽しまくったからいいんだけど、1歳になってからの甘え方がすごい。遊び場では強いし、少しくらい1人にしておいても平気なのだけど、それ以外では私が20メートル離れたら、もうギャン泣き。

家のなかではトイレの中でも抱っこ。スキあらばすり寄ってきて「抱っこしろ!」と要求しまくるし、さらに最近ではおっぱいサインを出し、抱っこしたら最後、上着をめくる。そのせいで、昨日なんて1日に10回授乳よっ!!!  信じられないわぁーーーーーー!!!(笑) 平和なのは、テレビがついているときだけ(笑)。あとは、どんなおもちゃでも10分もたない。

0歳児時代は随分楽したから、1歳になったら甘えられるだろうなーと半分覚悟していたのでいいのだけど、ね。それにしても、ほんと1日中べったりちゃんだわ。