新生児室、分娩室、陣痛室

 母親学級、ラスト。
 何と言っても今日の目玉は、院内見学だった。
  
 新生児室は、昨日生まれたばかりの赤ちゃんがい〜っぱい。
 あんまり見る機会がないけど、生まれたての新生児ってこんなにちっちゃいんだ〜って感動した(あの大きさが私のお腹に入ってると思うと、かなり大きいとも言えるけど)。

 どの赤ちゃんもできたてのあんまんみたいに、ふかふかしてて、ちょ〜ぅカワユい。みやぁ〜みやぁ〜とネコみたいに声をあげていたり、目をぱちくりさせてたり…。いやーん、赤ちゃんを誘拐する人の気持ちがちょっとわかるぅ〜。
 
 さて、こころが和んだところで、ドキドキの分娩室へ。
 かなり広いせいか、テレビでよく見る手術室ほど冷たい感じは受けなかったけど、ホントにこの分娩台の上で私が出産するのかと思うと、和んだ気持ちもどこへやら、コワいよぅ〜という気持ちになる。

 それから、分娩室から奥の陣痛室へ移る。
 少し前から声が聞こえるなあと思ってはいたが、陣痛室で陣痛に苦しんでる人がいた(カーテン越しで中は見ていない)。

 「うぁん、う〜ん、うぁん、あ〜ん、うぁん、あぁん…」という妊婦さんの声。
 ほんとにほんとに苦しそうで、しばらくその場にいると額から汗がどっと出た。
 こ、こんなにくるしむのか、あたしも…と、そんな気分。
 「あたまがくらくらする」
 「泣けてきた」
 「あ、あたし、出産するのいやだ」…と、心臓の強そうな友達もつぎつぎに動揺。
  夫には出産シーンを見られたくないとさんざん言っていたのに、「やっぱり夫に一緒にいてもらいたい」と言い出す友達もいた。
 
 最後に、教室に戻って、婦長さんから指導を受ける。
 35週までには、「身体、こころ、モノの準備をすべて整えましょう」というオア話。
 あぁぁ、ウチはどれもこれもみんな中途半端だ。
 あ〜ん、どうしよどうしよどうしよー!