1歳と11ヶ月と23日目

■”こんなときどーしよう〜♪”(しまじろう調で)

なんだか今日は切ない。りんごちゃんの感情に感応して、私まで泣いちゃいそうだ。

今日は児童館からの帰りがけ、珍しく大泣きした。とても甘えたがって「抱っこ!抱っこ!」とそればかりを言っていた。「ベビカにも乗らない、歩きたくもない」という。「移動の抱っこはもうできないと言ったでしょう?」と何度も言い聞かせたけど無理。吐くまで泣いたので、結局家まで抱っこして帰った。

児童館に行くときはとても上機嫌だったのに、帰りがけのこの甘え方はいったいなんだろうとママ友と話しながら考えた。すると、ふと思い当たることがあった。雲行きが怪しくなったのは、午後5時を過ぎてからだ。

ある男の子に、電車を2回投げつけられたこと。それから、Muちゃんに拒否されたこと…。

りんごちゃんは今日Muちゃんと遊びたかったようだ。けど、Muちゃんが遊んでいる積み木を「かてて(=かして)!」と言ったり、「一緒に遊ぼ」と、それぞれ別のときに3回言ってはみたものの、3回とも「いや!」「いや!」「やだ! Muちゃん1人で遊ぶ!」と断られたのだった。

それから、りんごちゃんが私にヘルプを求めてきた。「Muちゃんと一緒に遊びたいから付いてきて一緒に言って」と私の手を引っ張って言うのだ。こんなヘルプを求めるなんて、りんごちゃんにしては珍しいなあと思い、りんごちゃんの言葉を通訳しながら、Muちゃんに伝える。けれど、やっぱり「やだ!」と言われた。4度目の正直ならず--。

「りんごちゃん、今日はMuちゃんは一人で遊びたいんだって。おもちゃもかせないんだって。だから、Muちゃんが遊び終わったらかしてって言おうね」と私がりんごちゃんに説得していたら「やだやだ。ずっと一人で遊ぶ!」と私の話を聞いていたMuちゃん(苦笑)。こんなプロセスを経て、珍しくりんごちゃんがつの口になっていった。

りんごちゃんにしてみれば、理不尽なのだろうと思う。しまじろうに見習って、友達に「かして!」と言われれば、りんごちゃんは「どうぞ!」とすぐ渡してあげるし、そこにあまり躊躇がない。しかし、自分が「かして!」と言ったときは、何度言っても「いや!」「やだ!」という返答が返ってくるだもんね。そりゃ不満に思うのも無理はないわなぁ。

しまじろうが歌うように、”やったー、うれしい、ニッコ二コ♪”とハッピーエンドにはならないんだもんねぇ〜。しまじろう君、こんな時はどうしたらいいんだろうねえー(笑)??

ストレスがうーんと溜まっていたらしく、家に帰ってからは荒れたり放心したりを繰り返していた。そして、私の顔におもちゃを2回投げつけた(「やられた」ことは、すぐに覚えるわねぇ〜(ため息)。もちろん叱ったけどね)。

りんごちゃんにしてみれば、勇気を持ってMuちゃんに4回もアタックしたのに、すべてフラれちゃったんだもんね。これ、大人でも荒れたくなるもんなぁー。気持ちは分かるよ、うんうん。

今日は、Muちゃんを通じて《「かして」と言われても「かさない」選択肢があること》を知っただろうなあ。すぐかしてあげるのがりんごちゃんの長所だったけど、これからはちょっと変わってくるかもしれない。

しっかし、それにしても色んなことがある毎日だなあ〜。やれやれ。なかなか幼児の人間関係も複雑で残酷。親としても試されているなあ、と思う。