ママのつぶやき
■まほうの水
幼稚園時代から比べて、ずいぶんと成長したりんごちゃん。その一つは、「泣いても、乗り越えようとする」ところだ。年長までは、「いやなことはいや! やりたくないことは、やりたくない!」と吐いても嫌がることがあった。
習い事のピアノもスイミングも家から一番近い教室は先生や雰囲気が嫌だと言い、嫌だと思ったら、どんなに説得してもビクともしなかった。
ただ小学生になって嫌なことや苦手なことも、少しずつ乗り越えられるようになってきた。苦手な算数の繰り上がり&繰り下がりも、泣いても泣きながらでも、取り組むようになり、 通知表では一番良評価を得るようになった。
「すごいね、泣きながらでもチャレンジしてたら、こんなにできるようになったね」と褒めると、うふふと笑いながら、こう言った。
「なみだはね、まほうの水なんだよ。
1つぶ出ると、まほうの玉になって、おうえんの玉になる。
そのおうえんの玉が目からいっぱい出ると、ゆうきがわいてくる。
そうすると、できなかったことでも、できるようになるんだよ。
なみだはね、こころの水なんだよ。こころの水たまりは、いいもんだよ」
子どもらしい感性が時々無性に羨ましくなる。こんなことを言えるわが子が誇りだ。
むふふふふ。りんごちゃん、ばんざい!